古くから門前町として栄えてきた笠岡で
その歴史を伝える意味においても、
市街地に残った役割は大きい。
現在の建物は昭和13年のもので、
昭和59年の区画整備でほとんどの寺院が
周辺に移転を余儀なくされた中、
観照院は墓地を移転しただけで移転を免れた。
Shingonshu
Kanshoin
元和2年(1616年)に徳川家康公が死去し
日光・東照宮が建立されることになり、
日光・東照宮からの勅号を受け観照院に改称。
開基は天正年間(1573年~1592年)に
温智という僧侶が建立。
観照院は遍照寺の塔頭寺院で、
遍照寺の東側にあることから、
元々は東照院という名前であったが
「変体の厄」とは子供から大人に
変わるときの厄の事をいい、
13歳になった少年少女が、
虚空蔵菩薩に智慧を授かりに行く、
十三詣りというものがあります。
虚空蔵菩薩様のご誓願に
「人には三期の厄あり、その厄災のうち、
とりわけ変体の厄を除き、智徳を
与え二世の願いを成就せしめん」
との言葉があります。
Shingonshu
Kanshoin
当院では令和元年4月に、仏師の真田耕地師から蓮の株分けをして頂いた蓮が、同年9月に双頭蓮を咲かせました。
双頭蓮(そうとうれん)とは、一本の茎から2つの花をつける非常に珍しい蓮で、「見ると幸せになれる」とも言われております。
この双頭蓮の花弁は押花にし、茎から蓮台も当院の寺宝としてお祀りしています。
【蓮の開花時期:7月~8月】
観照院のご本尊様である虚空蔵菩薩は、丑・寅年の守り本尊ですが、その守護石が虎目石になります。
その虎目石の原石が観照院にはあり、撫で石として直接触っていただけます。
ご利益としては、商売繁盛・事業繁栄・学業成就等他にも様々なご利益があります。
墓地は、当院より車で北に5分程行ったところにあります。
跡継ぎがいない、子供に負担をかけたくない、永代供養を考えている等々、お悩み事がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
お一人お一人丁寧にご案内させていただきます。